「合格トピックス講座」~
(この講座では、1級・2級建築施工管理技術検定の合格を目指している方々のために、建築施工の全般に係るポイントとなる問題を掲載します。1級受験・2級受験のいずれの方にも参考になるように、建築施工の工程に則して、重要基本事項に係る問題を取り上げて行くこととします。この「合格トピックス講座」は、原則として毎週水曜日に更新します。)第36回 内外装工事①
【No1】内外装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。解説
- 化粧せっこうボード張りの軽量鉄骨天井下地の吊りボルトの間隔については900mm程度とし、天井の周辺部については端から150mm以内に配置した。
- フローリングボード張りの釘留め工法において、湿度変化によるボードの膨張収縮を考慮して、敷居との取合い部分に隙間を設けた。
- ロッキング構法によるALCパネル工事において、外壁のパネル間の目地のシーリングについては、三面接着とした。
- 外壁におけるコンクリート下地へのモルタル塗りに先立ち、ディスクサンダーによりコンクリート表面を目荒しし、デッキブラシ等を用いて十分に水を掛けながら下地の清掃を行った。
【No 2】内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。解説
- 軽量鉄骨壁下地において、スタッドに取り付ける振れ止めは、床ランナーの下端から1,400mmごとに設け、上部ランナーの上端から400mm以内については省略した。
- 金属製の手摺の塗装工事において、2液形ポリウレタンエナメル塗り(2-UE)としたので、有害物質による労働災害を防止するとともに環境への影響を考慮して、安全データシート(SDS)を作業場所に掲示した。
- 帯電防止ビニル床タイル張りに用いる接着剤は、湿気のおそれのある下地に対して使用するため、エポキシ樹脂系接着剤とした。
- 軽量鉄骨天井下地工事において、JISによる建築用鋼製下地材を使用する場合、高速カッター等による切断面については、亜鉛の犠牲防食作用が期待できるので、錆止め塗料塗りを行わなくてもよい。