「合格トピックス講座」~
(この講座では、1級・2級建築施工管理技術検定の合格を目指している方々のために、建築施工の全般に係るポイントとなる問題を掲載します。1級受験・2級受験のいずれの方にも参考になるように、建築施工の工程に則して、重要基本事項に係る問題を取り上げて行くこととします。この「合格トピックス講座」は、原則として毎週水曜日に更新します。)第15回 地業工事
【No1】杭地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。解説
- 場所打ちコンクリート杭の鉄筋かごの主筋間隔を10cm以下とすると、コンクリートの充填性が悪くなるので、主筋を2本束ねて配置し、適切な主筋間隔を確保した。
- 既製コンクリート杭の中堀り工法において、杭先端に円筒状のフリクションカッターを装着して、杭外周面と地盤との摩擦力を大きくした。
- 場所打ちコンクリート杭工事において、コンクリートの打込みに際し、杭頭部に余盛りを行い、コンクリートが硬化した後、余盛り部分を斫り取った。
- 場所打ちコンクリート杭において、コンクリート上面の打上がり高さを、コンクリートの運搬車の打終わりごとに、また、ケーシング及びトレミー管の引抜き時に測定した。
【No 2】地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。解説
- 場所打ちコンクリート杭工事において、特記がなかったので、最初に施工する本杭を試験杭とし、その杭の位置は、地盤や土質試験の結果から全杭を代表すると判断される位置とした。
- 打込み工法による作業地盤面以下への既製コンクリート杭の打込みにおいて、やっとこを用いて行った。
- 場所打ちコンクリート杭工事において、安定液に打ち込む杭に使用するコンクリートの単位セメント量については、310kg/?とした。
- 液状化のおそれのある地盤の改良方法として、土中に締め固められた砂杭を形成するサンドコンパクションパイル工法を採用した。