「合格トピックス講座」~
(この講座では、1級・2級建築施工管理技術検定の合格を目指している方々のために、建築施工の全般に係るポイントとなる問題を掲載します。1級受験・2級受験のいずれの方にも参考になるように、建築施工の工程に則して、重要基本事項に係る問題を取り上げて行くこととします。この「合格トピックス講座」は、原則として毎週水曜日に更新します。)第32回 左官工事・タイル工事・石工事②
【No1】左官工事及びタイル張り工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。解説
- コンクリート外壁へのモルタル塗りの下塗りとして、ポリマーセメントを調合したモルタルを塗り付ける際の1回の塗り厚は、10~15mmとなるようにした。
- 改良積上げ張りの1日の張付け高さの限度は、1.5m程度とした。
- コンクリート下地へのモルタル塗りにおいて、モルタルの1回の練混ぜ量については、品質を確保するために、60分以内に使い切れる量とした。
- 縦壁ロッキング構法によるALCパネルへの磁器質タイル張りにおいて、ALCパネルの目違い精度については6mm以内とし、ALCパネルの伸縮目地とタイル面の伸縮調整目地を一致させた。
【No 2】乾式工法による外壁張り石工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。解説
- 厚さが30mmの石材のだぼ穴中央位置は、石材の裏面から15mmとした。
- 石材の最大寸法は、幅1,000mm、高さ800mmとし、面積で0.8㎡以下とした。
- ダブルファスナー形式の場合の取付け代として、石材裏面と躯体コンクリート面の間隔を50mmとした。
- スライド方式のファスナーに設けるだぼ用の穴は、外壁の面内方向のルーズホールとした。