2012年11月12日に開かれた、本会とベトナムフエ遺跡保存センターとによる「日越伝統木造建築会議」は、本会の設立趣旨でもある伝統木造建築の継承・進行という視点に、近年関心の高まっている環境保全・東南アジアという視点を加え、伝統木造建築の集積地で世界遺産登録の地としても知られるフエで永らく保全修復工事の技術協力に携わってこられた中川武早稲田大学教授の協力を得て開催が始まった。
2016年(平成28年)9月に日越独仏韓5カ国による国際会議を開催し、本会の3人の理事が日本の伝統的建築郡、フエの貴族公邸「延福長公主祠」の調査報告、古都フエについて公演を行った。
2018年(平成30年)に、旧王朝の保存・管理などを行う同国公的機関「フエ遺跡保存センター」と新たな協定を結び、技術協力や人材育成に協力し、世界的に貴重な文化遺産である伝統木造建築の集積地であるフエの歴史的建築物の継承につなげていくことを目途としている。
第 1回 日越伝統木造建築会議 2012年11月
第 2回 日越伝統木造建築会議 2014年 2月
「保存・修復に携わる専門技術者の養成や伝統技術の継承」
第 3回 日越伝統木造建築会議 2014年10月
ユネスコ・イコモス本会議に向けて
第 4回 日越伝統木造建築会議 2016年1月
「2016年の国際シンポジウムの開催にむけて」
第 5回 日越伝統木造建築会議 2016年 9月16日
日越独仏韓5カ国による国際会議
第 6回 日越伝統木造建築会議 2017年11月
今後の協力関係について
第 7回 日越伝統木造建築会議 2018年 4月
「フエ遺跡保存センター」と新たな協定調印
第7回日越伝統木造建築交流会議
2018年4月25日~29日:「フエ遺跡保存センター」と技術協力や人材育成の協力、世界的に貴重な文化遺産である伝統木造建築の集積地であるフエの歴史的建築物の継承につなげていくことを目途として新たな協定を結びました。
フエの貴族住宅「延福長公主祠」の模型も製作し、今回の調印式を機に、同センターへ寄贈し、旧王宮内で既に展示がされています。
⇒報告書
第6回日越伝統木造建築交流会議
ベトナム政府系機関であるフエ遺跡保存センターからの要請を受けて修復・保存に技術面で協力している本会が、同センターと共催で2017年11月1日に現地で6回目となる「日越伝統木造建築交流会議」(準備会議)を開きました。
⇒報告書